「大人になったら、もう学校の勉強をしなくていいからうらやましいな」 小学生のころ、そんなふうに思ったことはありませんか? でも実は、大人になってからも「学ぶこと」を続けている人の方が、毎日をずっと楽しく、ワクワクしながら生きているんです。
昔は、60歳まで会社で働いたら、あとは退職金と年金でのんびりお休みするというのが普通でした。しかし今の時代は「人生100年時代」と言われています。もし60歳で仕事を辞めたとしても、あと40年も時間があるのです。
この記事では、「会社に言われたことだけをやる人生」から抜け出して、「自分のやりたいことを中心にして生きる方法(ライフシフト)」について、誰にでも分かるようにやさしく解説します。 これを読めば、明日からきっと新しいことを学びたくなるはずですよ!
Your Life Has More Than One Chapter!
1. どうして大人になっても「学ぶ習慣(しゅうかん)」が必要なの?
人生は「100年」も続く長い冒険(ぼうけん)
昔の人の人生は、「20歳まで勉強する」「60歳まで働く」「残りの時間をのんびり過ごす」という3つのステージ(段階)に分かれていました。 しかし、今は寿命が延びて、私たちは100歳まで生きるかもしれません。そうすると、のんびり過ごすお休みの時間が40年間もできてしまいます。
これは、ロールプレイングゲームで例えると、すべてのクエストをクリアしてレベルを最大まで上げたあとに、また同じゲームを渡されて「もう一回最初から遊んでね」と言われるようなものです。それでは退屈(たいくつ)で苦痛になってしまいますよね。
だからこそ、これからの時代は「マルチステージ」といって、働きながら新しいことを学んだり、違う仕事にチャレンジしたり、世界を旅したりと、いくつもの違うステージを自分で作っていく必要があるのです。
「会社に全部お任せ」の時代は終わった
昔は、一度会社に入れば、おじいちゃんになるまで会社が面倒を見てくれる「終身雇用(しゅうしんこよう)」というルールがありました。 しかし、今ではそのルールが崩(くず)れつつあります。ある有名な会社の社長さんも「45歳になったら自分の力で生きていく姿勢が必要だ」とお話ししたくらいです。 古い地図は、新しい土地では役に立ちません。これからは、会社に頼るのではなく、自分の力で「どう生きるか」を考える時代なのです。
2. ワクワクする未来を作る「3つの円」のひみつ
働くことを楽しくするためには、「3つの円」の組み合わせが大切だと言われています。
これまでは「やらなきゃいけないこと」ばかりだった
その3つの円とは、以下の通りです。
- WILL(ウィル): 自分が「やりたいこと」
- CAN(キャン): 自分に「できること」
- MUST(マスト): 会社や周りから「やらなきゃいけないと言われること」
これまでの働き方では、この中で「MUST(やらなきゃいけないこと)」が一番大きく、中心になっていました。上司や先生から言われたことを、我慢(がまん)して一生懸命(いっしょうけんめい)やるのが正しいと思われていたのです。でも、それだとだんだん「自分は何のために頑張っているんだろう?」とエネルギーがなくなってしまいますよね。
これからは「自分で作り出す(クリエイト)」時代!
これからの新しい時代は、この「MUST」を捨てて、「CREATE(クリエイト=自分で作り出す)」に変えましょう。 自分が「やりたいこと(WILL)」と「できること(CAN)」を組み合わせて、自分だけの新しい仕事や価値を作り出すのです。 例えば、「ゲームが大好き(WILL)」で「おしゃべりが上手(CAN)」なら、「ゲーム実況者になる(CREATE)」といった具合です。 言われたことをやる「受け身」の姿勢をやめて、自分が主人公の人生をデザインしていきましょう。
3. 「やりたいこと」が見つからない時はどうする?
「そうは言っても、やりたいことなんて分からないよ」という人も多いはずです。そんな時のヒントを紹介します。
自分に質問してみよう
やりたいことを見つけるには、自分自身に質問を投げかけてみてください。 「自分の人生を後悔(こうかい)しないためには、どうすればいいだろう?」 「大人になった時、どんなふうに仕事を終わらせたいかな?」 こうやってアンテナを張り続けていると、お笑い芸人さんが面白いネタを見つけるように、自然とやりたいことのヒントが頭に入ってくるようになります。
MBB(思いのマネジメント)という魔法
やりたいことが見つかったら、それをさらに素晴らしいものにするための「MBB(マネジメント・バイ・ビリーフ)」という考え方があります。これは「自分の思いや信念を大切にする」という魔法のルールです。
MBBには、3つの大切な柱があります。
- 共通善(きょうつうぜん): 自分だけでなく、周りの人や社会も幸せにできるか考えること。
- 実践知(じっせんち): 教科書を読むだけでなく、実際にやってみて「これが正しい!」と見抜く知恵のこと。
- 教養(きょうよう): 本を読んだり、旅をしたり、いろんな人と話したりして身につく幅広い知識のこと。
ユーチューバーになるとしても、「どうすれば見ている人も自分も一緒に楽しめるかな?」と考えることが、このMBBの考え方です。
隙間(すきま)時間を使って学ぶクセをつけよう
そ して一番大切なのは、「好きなこと」を死ぬまで学び続けることです。 「時間がない」というのは言い訳です。ある有名な社長さんも、忙しい仕事の合間を縫(ぬ)って学び続けています。 電車に乗っている時間や、スマホで遊んでいる時間を少しだけ「学ぶ時間」に変えてみましょう。学ぶクセさえつけば、人生は大きく変わります。
4. 変化を乗り越えるためのアイテム「変身資産(へんしんしさん)」
これからの長い人生、いくつものステージを楽しく生き抜くためには、目に見えない「資産(宝物)」が必要です。それを「変身資産」と呼びます。
目に見えない「5つの宝物」
変身資産には、5つの種類があります。
- オープンマインド: 新しいことや変化を「面白そう!」と楽しむ前向きな心。コンフォートゾーン(安心できる場所)から一歩踏み出す勇気です。
- 知恵(ちえ): 経験から手に入れたスキル。厳しい先生や上司の下で我慢(がまん)した経験も、立派な知恵になります。
- 仲間(なかま): 困った時に助け合える友達やネットワーク。
- 評判(ひょうばん): 「あの人はすごいね、信頼できるね」と周りから思われる力。相手の話をしっかり聞くことで育ちます。
- 健康(けんこう): 運動、食事、睡眠(すいみん)、そして心の元気。これがなければ何もできません!一番大切な土台です。
お金や家といった目に見える宝物よりも、この「5つの見えない宝物」をたくさん持っている人が、変化の時代では一番強いのです。
5. 未来の自分をデザインする「4つのステップ」
「よし、自分の人生を自分で決めるぞ!」と思ったら、次に紹介する4つのステップ(手順)で未来の計画を立ててみましょう。
ステップ1:今の自分のレベルを知る(市場価値)
まずは、学校や会社の中だけでなく、広い世界(市場)に出た時に、自分はどれくらいの価値があるのかを客観的(きゃっかんてき)に調べてみましょう。自分の現在地を知ることが、旅の第一歩です。
ステップ2:持ち物を確認する(変身資産の棚卸し)
次に、さっき紹介した「5つの見えない宝物(変身資産)」を、自分がどれくらい持っているか紙に書き出してみます。これを「棚卸(たなおろ)し」と言います。「僕には仲間がたくさんいるな」「でも、新しいことに挑戦するオープンマインドが足りないな」と気づくことができます。
ステップ3:未来の行き先を決める(人生の仮説)
自分が何を大切に生きていきたいか(価値観)をもとに、「3年後にはこんなことをしていたいな」という未来のストーリー(仮説)を想像して描いてみましょう。会社がなくても、自分ひとりの力で価値を生み出す「一人事業」をイメージするのがコツです。
ステップ4:地図を描く(未来年表の作成)
最後に、ステップ3で描いた未来を実現するために、「いつ、何をするか」という具体的な予定表(未来年表)を作ります。「3年後にこうなるためには、1年後にはこれを勉強して、来月にはこの本を読もう」と、未来から逆算(ぎゃくさん)して今日やるべきことを決めるのです。
6. この考え方のメリット・デメリット
「会社に頼らず、自分で学んで生きる」という考え方について、良い点と注意点を整理してみましょう。
| メリット(良いところ) | デメリット(注意点) | |
|---|---|---|
| 生き方 | 自分が「やりたいこと」を中心にできるので、毎日がワクワクして楽しくなります。 | 誰かが答えを教えてくれるわけではないので、自分で考える努力が必要です。 |
| キャリア | 学び続けることで、いくつになっても新しい仕事や夢に挑戦(ちょうせん)できます。 | 最初は「勉強する時間を作るのが面倒くさい」と感じてしまうかもしれません。 |
| 人間関係 | 共通善(みんなのため)を意識するので、周りの人に優しくなり、良い仲間が増えます。 | 過去の成功にしがみつかず、新しい価値観を受け入れる勇気が必要です。 |
7. まとめ:今日から「自分中心」の物語を始めよう!
今日学んだ、人生100年時代を生き抜くためのポイントをおさらいしましょう。
- 長い人生を楽しむ: 定年後も長く続く人生は、いくつものステージを楽しめる大チャンスです。
- クリエイトする: 「やらなきゃいけないこと」を捨てて、自分の好きと得意で新しいものを「作り出す」働き方をしましょう。
- 変身資産を育てる: 心や知恵、仲間、評判、健康といった目に見えない宝物を大切にしましょう。
- 4つのステップで計画: 自分の現在地を知り、未来の地図を自分で描きましょう。
子供の頃の勉強は「先生から与えられた正解を覚えること」だったかもしれません。 しかし、大人の学びとは「自分で課題(やりたいこと)を見つけて、自ら挑戦していくこと」なのです。 学ぶことは、決して苦しいことではありません。自分の未来の可能性を無限に広げてくれる、最高のエンターテインメントです。
「自分には才能がないから無理」なんて思わないでください。できるかできないかの違いは、ただ「今日からやってみよう!と決心して行動するかどうか」だけなのです。 さあ、今日からあなた自身が主人公となって、最高にワクワクする人生の物語をデザインしていきましょう!
最後まで読んでいただき、本当にありがとうございました。 この記事が、あなたが新しい一歩を踏み出し、学ぶことの楽しさを見つけるきっかけになればとってもうれしいです。 あなたの未来が、輝かしい冒険と笑顔でいっぱいになりますように!
- Q勉強が苦手で本を読む習慣がなくても読めますか?
- A
はい、全く問題ありません。 学校のテストのような「暗記する勉強」ではなく、自分の好きなこと(WILL)とできること(CAN)を組み合わせる「大人の学び」について書かれているため、勉強への苦手意識がある人ほどワクワクしながら読めます。
- Q定年後の話が出てきますが、20代や30代の若い世代が読んでも役に立ちますか?
- A
はい、むしろ若いうちに読んでおくことをおすすめします。 「人生100年時代」をどう設計し、どんな資産(仲間や健康、知恵など)を貯めていくべきかという根本的なルールが書かれているため、キャリアの早い段階で知っておくとその後の人生が圧倒的に有利になります。
- Q仕事が忙しくて読む時間がありません。Audible(聴く読書)の対象ですか?
- A
はい、Audible版も対象になっています。 「通勤時間などの隙間時間を学ぶ時間に変える」という本書のテーマそのものを、聴く読書を使うことでさっそく今日から実践することができます。

コメント