「将来、YouTuberになりたい!」「サッカー選手になりたい!」 みなさんには、そんな夢がありますか? それとも、「自分が何をしたいのか、全然わからない…」と悩んでいますか?
実は、大人でも「自分のやりたいことが分からない」と悩んでいる人はたくさんいます。 でも、安心してください。やりたいことが見つからないのは、あなたがダメだからではありません。 「やりたいことを見つけるための『公式』」を知らないだけなのです。
この記事で紹介するのは、八木仁平(やぎ じんぺい)さんの『世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方』。まるで「宝探しの地図」のような一冊です。 「とにかくいろいろやってみなよ!」というざっくりしたアドバイスではなく、「こうやって考えていけばいいよ」というハッキリした手順を教えてくれます。
この地図を手に入れれば、迷子になりにくくなります。 一生使える「自分の軸」を見つける冒険に、一緒に出かけましょう!
この本ってどんな本?
| 本の名前 | 世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方 人生のモヤモヤから解放される自己理解メソッド |
|---|---|
| 書いた人 | 八木仁平(やぎ じんぺい) |
| 出版社 | KADOKAWA(2020年) |
| どんな話? | 「好きなこと×得意なこと×大事なこと」の公式を使って、自分が本当にやりたいことを見つけるための「自己理解」の方法を、質問やワークを通して教えてくれる本 |
| こんな人に | 自分が何をしたいのか分からない人/就職や転職で、自分の強みを言葉にしたい人 |
30万部を超えるベストセラーです。もともとは著者のブログが人気になり、本になりました。本の中には、自分の価値観を見つけるための質問や、価値観の例もたくさん載っています。
1. なぜ「やりたいこと」が分からないの?
選択肢が多すぎて選べない「ジャムの法則」
まず、どうして私たちは「やりたいこと」が分からなくなってしまうのでしょうか? その最大の理由は、「選べるものが多すぎるから」です。
面白い実験があります。スーパーでジャムを売るとき、「24種類」並べたときと、「6種類」並べたとき、どちらがたくさん売れたと思いますか? 正解は、なんと「6種類」のときです。 24種類もあると、お客さんは「どれがいいか分からない!もう選ぶのが面倒くさい!」となって、結局何も買わずに帰ってしまうのです(これを「ジャムの法則」と言います)。
今の世の中は、仕事も趣味も、YouTubeの動画も、無限にありますよね。 だからこそ、「どれを選べばいいの?」と動けなくなってしまうのです。 必要なのは、たくさんの選択肢ではなく、選ぶための「自分だけの判断基準(ものさし)」を持つことなのです。

2. 「やりたいこと」を見つける魔法の計算式
この本の中で一番大切な、「やりたいことを見つける公式」を紹介します。 それが、「好きなこと × 得意なこと × 大事なこと = 本当にやりたいこと」です。
3つの円が重なるところを探せ!
この3つの要素が掛け算(×)になっているのがポイントです。 それぞれ、どういう意味なのか詳しく見ていきましょう。
- 好きなこと(情熱): 「もっと知りたい!」「やってみたい!」と思う分野(WHAT)。
- 得意なこと(才能): 頑張らなくても無意識にできてしまうこと(HOW)。
- 大事なこと(価値観): 「どう生きたいか」「何のために働くか」という状態(WHY)。
多くの人は、いきなり「YouTuberになりたい!(好きなこと)」だけで考えてしまいます。 でも、それだけでは、うまくいかないことがあります。 この3つがそろうことで、長く続けられる「本当にやりたいこと」に近づけるのです。

3. ステップ1:「大事なこと(価値観)」を見つける
ここからは、順番に見つけ方を解説します。 まずは土台となる「大事なこと」からです。
目的地を決めよう
これは旅行で言えば、「どこに行きたいか(目的地)」を決めることです。 「飛行機に乗りたい!(手段)」といっても、ハワイに行きたいのか、北海道に行きたいのかが決まっていなければ、乗る飛行機は選べませんよね。
「自由に生きたい」「人に優しくありたい」「熱中していたい」。 これが「大事なこと(価値観)」です。
【見つけるための質問】
- 尊敬する人は誰ですか?(アニメのキャラでもOK!)
- その人の「どんなところ」が好きですか?そこにあなたの価値観が隠れています。
- 子供や友達に「これだけは大切にして!」と伝えたいことは何ですか?
- 逆に「こんなことしちゃダメ!」と言いたいことは何ですか?
4. ステップ2:「得意なこと(才能)」を見つける
次に探すのは「得意なこと」です。実はこれが一番の落とし穴なんです。
「才能」と「スキル」は全然ちがう!
多くの人が、「得意なこと」=「英語ができる」「プログラミングができる」といった「スキル(技術)」だと思っています。 でも、それは違います。スキルは後から勉強して身につけるものです。
本当の「得意なこと(才能)」とは、「息をするように自然にできてしまうこと」です。 自分では当たり前すぎて、「えっ、こんなことがすごいの?」と思ってしまうようなことです。
【見つけるための質問】
- 最近、誰かに「イラッ」としたことはありますか?
- 「なんであの人は、あんなに説明が下手なんだろう?(自分ならもっと分かりやすく言えるのに!)」
- 「なんで時間を守れないんだろう?(自分はきっちりできるのに!)」
- この「なんでできないの?」と思うことこそが、あなたの才能です。あなたは無意識にできてしまうから、できない人を見ると不思議に思うのです。
5. ステップ3:「好きなこと(情熱)」を見つける
最後に探すのが「好きなこと」です。
「何」に興味がある?
これはシンプルです。「お菓子」「ファッション」「心理学」「環境問題」など、興味がある分野のことです。 「役に立つから」とか「儲かりそうだから」で選んではいけません。純粋に「もっと知りたい!」と思えることです。
【見つけるための質問】
- お小遣いを払ってでも勉強したいことは何ですか?
- 本屋さんに行ったとき、つい立ち止まって見てしまう棚はどこですか?
6. どうやって組み合わせるの?(具体例)
3つの要素が見つかったら、それを組み合わせます。 順番はこうです。
- 「好きなこと」×「得意なこと」=「やりたいこと」
- 「やりたいこと」×「大事なこと」=「本当にやりたいこと」
【例:ファッションが好きなAさんの場合】
- ×ダメな例: 「ファッションが好き(好きなこと)」だから「アパレル店員」になろう!
- これでは「得意なこと」を考えていません。もしAさんが「人と話すのが苦手」だったら、店員の仕事は辛くて続きません。
- ○良い例:
- 好きなこと:ファッション
- 得意なこと:一人でコツコツものを作ること
- 大事なこと:自分のペースで働きたい
- 答え: 「自分のブランドを作って、ネットで販売する職人」
このように、「好きなこと(分野)」を、「得意なこと(やり方)」で仕事にするのが正解です。 「ユーチューバー」も同じです。「話すのが得意」な人はトーク動画、「編集が得意」な人は凝った映像作品、と戦い方を変えるのです。

7. この本のメリット・デメリット
この方法を使うと、どんな良いことがあるのでしょうか?
| メリット(良いところ) | デメリット(注意点) | |
|---|---|---|
| 内 容 | ● 迷いが消える: 自分だけの「軸」ができるので、流行りに流されなくなる。 ● 成長し続ける: 好きなことでお金をもらい、それをまた勉強に使える「無限ループ」に入れる。 ● 自信がつく: 自分の「才能」に気づける。 | ● すぐには見つからない: 3つの要素を深く考える必要があるので、少し時間がかかる。 ● 完璧を求めすぎない: 最初から100点満点の仕事は見つからない。「仮説」を立てて動きながら修正していくのが大事。 |
8. 実際に読んでみた私の体験談
読んだきっかけ:なるべく早く「やりたいこと」を見つけたかった
「やりたいこと」を見つけるのは、人生で大切なことの上位に入ると思っています。
一生のうちに本当にやりたいことを見つけられる人は少なく、ほとんどの人は見つけられないまま、あるいは見つけてもできないまま、年を重ねていくように感じます。だからこそ、なるべく早く自分のやりたいことを見つけたいと思い、この本を読んでみました。
いちばん納得したこと:3つが重なるところを探す公式
いちばん納得したのは、「好きなこと」「得意なこと」「大事なこと」の3つが重なるところを探す、という公式です。
やりたいことが見つかったとき、ポイントになるのは、それを続けられるかどうかだと思います。たとえば「好きなこと」だけで考えても、得意なこと(才能)がなければ、収入につなげるのは難しいです。続けられるだけの収入がなければ、続けることができなくなります。だから、この公式が大事なのだと思いました。
読んだあとにやったこと:公式にならって「やりたいこと」を探してみた
この公式にならって、自分の「やりたいこと」を探してみました。見えてきた第1の目的地(大事なこと)は、「感謝されることがしたい」でした。
まだまだこれからですが、このサイトが誰かに感謝される、誰かの役に立つサイトになるように、改善していこうと考えています。
この本をおすすめしたい人
やりたいことを探している人なら、年齢や立場に関係なく、すべての人に読んでもらいたい一冊です。やりたいことがある人生は、生き生きとしたものになると確信しています。この記事が、みなさんの「やりたいこと」を見つける手助けになればうれしいです。
9. まとめ:あなたは、あなたのままで素晴らしい
『世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方』が教えてくれるのは、新しい自分になることではありません。 「すでにある自分の魅力に気づくこと」です。
最後に、今日からできるアクションプランをまとめます。
- 「大事なこと」を知る: 尊敬する人を思い出して、どんな生き方がしたいかメモしてみよう。
- 「得意なこと」に気づく: 友達や家族に「私のいいところってどこ?」と聞いてみよう。「イラッ」とした瞬間に注目しよう。
- 「好きなこと」を探す: 本屋さんに行って、自分がワクワクする棚を見つけよう。
「やりたいことがない」と焦る必要はありません。 自分を知ることは、一生続く楽しい冒険です。 まずは自分自身に興味を持って、3つの質問に答えることから始めてみませんか?
そうすれば、朝起きるのが楽しみになるような「本当にやりたいこと」が、きっと見つかるはずです!
「やりたいこと」探しには、脳科学の視点から「好きな動詞」で考える方法もあります。 → 仕事は「動詞」で探せ。『やりたいことの見つけ方』要約
- Q特別な才能やスキルがない自分でも、やりたいことは見つかりますか?
- A
はい、見つけるための手がかりがたくさんあります。 この本は新しいスキルを身につける本ではなく、「すでにある自分の魅力(得意なこと・大事なこと)」を掘り起こすための本です。自信がない方にこそおすすめです。
- Q他の自己分析本で挫折したのですが、大丈夫でしょうか?
- A
「とにかく行動しよう」「直感を信じて」といった精神論ではなく、「公式」に沿って一つずつ考えていく本です。 価値観を見つけるための質問がたくさん用意されているので、理屈で考えたい人や慎重派の人でも取り組みやすい内容です。
- Q社会人ですが、転職活動の役にも立ちますか?
- A
はい、役に立ちます。 本の中のワークに取り組むと、「自分の強み」や「仕事で大事にしたいこと」を言葉にしやすくなります。エントリーシートや面接で、自分のことを説明するときの準備にもなります。


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