なぜアメリカは最強?『13歳からの地政学』要約|海と核の秘密

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自己啓発・マインド
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「ニュースを見ていても、なんで戦争が起きるのかよくわからない」 「アメリカって、どうしてあんなに偉(えら)そうなの?」

 テレビやネットを見ていて、そんなふうに不思議(ふしぎ)に思ったことはありませんか? 世界で起きているケンカやトラブルには、実は「場所」と「地形」が深く関係しています。

 この本は、ただの難しい勉強の本ではありません。 「高校生のお兄ちゃん」と「中学生の妹」が、「カイゾク」と名乗る不思議なアンティークショップの店主から、世界の謎(なぞ)を教えてもらう物語です。

「地政学(ちせいがく)」なんて聞くと難しそうですが、要するに「地球儀(ちきゅうぎ)を見れば、国の本音(ほんね)がわかる」ということ。 この記事を読めば、明日からのニュースが「謎解(なぞと)きゲーム」のように面白くなりますよ。 じゃ、世界の秘密(ひみつ)を覗(のぞ)いてみましょう!


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1. アメリカが「世界最強」である意外な理由

 まず最初に、世界で一番強い国、アメリカの話から始めましょう。 なぜアメリカはこんなに強いのでしょうか? 「お金持ちだから?」「軍隊(ぐんたい)が強いから?」 もちろんそれもありますが、地政学ではもっと決定的な理由があると考えます。

それは、アメリカが「海を支配(しはい)しているから」です。

核ミサイルはどこにある?

 いきなり少し怖い話をしますが、最強の武器である「核(かく)ミサイル」はどこに置いてあると思いますか? ホワイトハウスの屋上でしょうか? 地下の基地(きち)でしょうか?

 答えは、「海の中」です。 もっと正確(せいかく)に言うと、海の中をずっと潜(もぐ)っていられる「原子力潜水艦(げんしりょくせんすいかん)」の中に隠(かく)してあるのです。

 地面の上に置いておくと、敵(てき)に見つかって最初に壊(こわ)されてしまうかもしれません。 でも、深く暗い海の中を動いている潜水艦なら、誰(だれ)にも見つかりません。 「もし自分の国が攻撃(こうげき)されても、海の中から反撃(はんげき)できるぞ」と思わせることが、最強の守りになるのです。

海を制するものは世界を制する

 バスケットボール漫画(まんが)の名言に「リバウンドを制するものはゲームを制す」という言葉がありますが、世界においては「海を制するものは世界を制す」のです。

 アメリカは、広い海を自由に使える力を持っています。 逆に言うと、アメリカ以外の国は「海の使い方」でとても苦労しているのです。


2. インターネットも「海」を通っている!?

「海が大事なのはわかったけど、ネット社会の今は関係ないんじゃない?」 そう思うかもしれません。 スマホでメッセージを送るとき、電波が空を飛んでいくイメージがありますよね。

 でも実は、インターネットの情報の99%は「海底(かいてい)ケーブル」を通っています。 宇宙(うちゅう)の衛星(えいせい)を経由(けいゆ)しているわけではないのです。

 海の底(そこ)には、世界中をつなぐケーブルが張り巡(めぐ)らされています。 そして、このケーブルを一番たくさん持っていて、管理しているのもアメリカなのです。

情報を覗(のぞ)き見できる力

 もし、あなたが手紙を届ける郵便屋(ゆうびんや)さんだとして、すべての手紙の中身をこっそり見ることができたらどうでしょう? 相手が何を考えているか、全部わかってしまいますよね。

 アメリカは海底ケーブルを握(にぎ)っているため、世界中のデータや情報をチェックできる力を持っていると言われています。 かつてイギリスが最強だった時代も、海底ケーブルを支配して敵の情報を盗(ぬす)み見ていたから戦争に勝てた、という話もあるくらいです。

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3. 中国とロシアが「イライラ」している理由

 世界第2位の経済大国(けいざいたいこく)になった中国や、大きな国ロシア。 この二つの国は、なぜアメリカに対抗(たいこう)しようとするのでしょうか? それも「地形」を見ればわかります。

中国の悩み:海が浅すぎる!

 中国は広い国ですが、接している海(黄海など)は、水深が浅すぎるのです。 浅いと、さっき話した「原子力潜水艦」がすぐに見つかってしまいます。 海の水が透(す)き通った沖縄(おきなわ)の海なら魚が見えて嬉しいですが、隠れたい潜水艦にとっては最悪です。

 だから中国は、深く潜れる海である「南シナ海」をどうしても自分のものにしたくて、強引(ごういん)に埋(う)め立てて島を作ったりしているのです。

ロシアの悩み:海が凍(こお)る!

 ロシアは世界一広い国ですが、寒い北にあるため、冬になると海が凍ってしまいます。 港が凍ると船が出せません。 だからロシアは、一年中凍らない港(不凍港)を求めて、南へ南へと領土(りょうど)を広げようとしてきました。これが昔からのロシアの行動パターンなのです。


4. なぜアフリカは豊かな国になれないの?

 次はアフリカ大陸に目を向けてみましょう。 アフリカには、ダイヤモンドや金、レアメタルなど、お金になる資源(しげん)がたくさんあります。 それなのに、なぜ多くの国が貧(まず)しいままなのでしょうか?

地図を定規(じょうぎ)で引いた悲劇

アフリカの地図をよく見てください。 国境(こっきょう)の線が、定規で引いたように「真っ直ぐ」になっていませんか?

 これは昔、ヨーロッパの国々がアフリカを植民地(しょくみんち)にしていた時、そこに住んでいる人たちの事情(じじょう)を無視(むし)して、勝手に線引きして国を決めてしまった名残(なごり)です。

 そのせいで、仲の悪い民族(みんぞく)が同じ国になったり、一つの民族がバラバラにされたりしました。 その結果、「国を良くしよう」という気持ちよりも「自分の部族だけが得(とく)をすればいい」という考えになりがちです。

お金が逃(に)げていく仕組み

 さらに悲しいことに、国のリーダーたちが資源を売って儲(もう)けたお金を、自分の国のために使わず、海外の「タックスヘイブン(税金がかからない場所)」に隠してしまう問題があります。 これでは、いつまでたっても国の中に学校や病院が増えず、国民は貧しいままです。

 私たちが食べているチョコレートの原料、カカオ豆を作っている子どもたちが、一度もチョコを食べたことがない……なんて話も、この構造(こうぞう)とつながっています。

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5. 日本はどう生きる?「遠交近攻(えんこうきんこう)」の知恵

 さて、私たちの国、日本はどうでしょう。 日本は海に囲まれた島国で、実は世界4位の「海の広さ(体積)」を持つ海洋国家です。 中国が喉(のど)から手が出るほど欲しい「深い海」も持っています。

 でも、隣(となり)には中国やロシアといった強大な国がいます。 どうやって身を守ればいいのでしょうか?

ジャイアンとどう付き合う?

 ここで登場するのが「遠交近攻(えんこうきんこう)」という考え方です。 これは、「近くの国とは攻(せ)め合う可能性が高いから、遠くの国と仲良くして守ってもらおう」という戦略です。

 学校のクラスで例えてみましょう。 隣の席に、乱暴(らんぼう)なガキ大将(ジャイアンのような国)がいるとします。 毎日顔を合わせるので、トラブルになりやすいですよね。 そこで、クラスにはいないけど、すごく喧嘩(けんか)が強い「高校生の先輩(遠くのアメリカ)」と仲良くしておくのです。

「俺(おれ)に手を出すと、先輩が出てくるぞ」 そう思わせることで、身を守る。これが、日本がアメリカと同盟(どうめい)を結んでいる地政学的な理由です。

「大国病」に気をつけろ!

 日本には少し心配な点もあります。 それは「大国病(たいこくびょう)」です。 日本は人口も多く、国内だけでビジネスが成り立ってきたので、海外へ出ていく必要があまりありませんでした。 そのせいで、英語が話せる人が少なかったり、世界の動きに鈍感(どんかん)だったりします。

 これからは人口が減っていきます。 韓国のK-POPアイドルが最初から世界を目指しているように、日本ももっと「外の世界」に出ていく必要があるのかもしれません。


6. 地政学を知るメリット・デメリット

この本の内容を理解すると、どんな良いことがあるのでしょうか?

   メリット(良いところ)デメリット(注意点)
効 果ニュースの「なぜ?」がわかる: 戦争や事件の裏側にある「場所の都合」が見えてきます。
騙(だま)されなくなる: 感情的なニュースに流されず、冷静に世界を見ることができます。
海外への興味がわく: 「じゃあ、この国はどうなんだろう?」と地球儀を回したくなります。
人間不信になるかも?: 国と国の関係は「利益」と「裏切り」の世界なので、少し怖く感じるかもしれません。
これが全てではない: 地政学は強力なモノサシですが、文化や宗教など、他の要素も大切です。

7. まとめ:地球儀(ちきゅうぎ)を回して、世界を見よう!

『13歳からの地政学』から学ぶ、世界の仕組み。

  1. 最強の条件は「海」: アメリカが強いのは、深い海と広い海を支配しているから。
  2. 潜水艦のかくれんぼ: 中国やロシアは、核ミサイルを隠せる「深い海」や「凍らない海」を求めて動いている。
  3. 直線の国境は危険: アフリカの貧しさは、無理やり引かれた国境線と、お金が海外へ逃げる仕組みのせい。
  4. 日本の生き残り戦略: 近くの脅威(きょうい)には、遠くの味方(アメリカ)と組んで対抗する「遠交近攻」を使っている。

 いかがでしたか? 「国」というものを、「性格を持った人間」のように考えると、ニュースはずっと分かりやすくなります。 あの国が怒っているのは「海に出られないから」かもしれない。 この国が仲良くしているのは「遠くの味方が欲しいから」かもしれない。

 リビングに地球儀をひとつ置いてみてください。 そして、テレビで海外のニュースが流れたら、クルッと回してその国を探してみてください。 「あ、この国はここにあるから、こんな行動をとるんだ!」 そんな発見が、あなたやご家族の世界を見る目を、きっと大きく広げてくれるはずです。

 最後まで読んでいただき、本当にありがとうございました。

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Q
世界史や地理の知識が全くなくても読めますか?
A

はい、予備知識はゼロで大丈夫です。 「中学生と高校生の兄妹」が、何も知らない状態から教えてもらうというストーリー形式なので、読者も一緒にイチから学べる構成になっています。

Q
大人(社会人)が読むには内容が簡単すぎませんか?
A

いいえ、大人にこそ最適な入門書です。 「なぜ核ミサイルは海にあるのか?」といった本質的な問いから始まるため、断片的なニュースの知識がつながり、大人の教養として非常に読み応えがあります。

Q
地図帳を横に置いて読まないといけませんか?
A

いいえ、本一冊だけで完結します。 解説に必要な地図やイラストが本文中に分かりやすく挿入されているため、わざわざ重たい地図帳を開かなくても、直感的に理解できるように作られています。

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