マッキンゼー流!『ゼロ秒思考』要約|1分間のメモで即断即決する技術

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頭のモヤモヤ即解消、A4用紙1枚で悩みゼロになる技術、というタイトル画像。ウサギが机の上の白い紙に向かい、頭のモヤモヤした黒い雲が、電球や星やカラフルな形に変わっていく ビジネス書・仕事術
頭のモヤモヤ即解消、A4用紙1枚で悩みゼロになる技術、というタイトル画像。ウサギが机の上の白い紙に向かい、頭のモヤモヤした黒い雲が、電球や星やカラフルな形に変わっていく

「宿題が終わらなくてイライラする」「友達とケンカして、ずっとモヤモヤしている」 そんなふうに、頭の中がぐちゃぐちゃになって動けなくなったことはありませんか? 実は、頭がいい人というのは、生まれつき頭の回転が速いわけではありません。 ただ「頭の中を整理するコツ」を知っているだけなのです。

 今回ご紹介するのは、赤羽雄二(あかば ゆうじ)さんの『ゼロ秒思考』です。 赤羽さんは、マッキンゼーという世界的に有名なコンサルティング会社で14年間活躍した人。 その赤羽さんがすすめるのが、A4の紙に1分でメモを書く、とてもシンプルなトレーニングです。 頭の中のモヤモヤを紙に書き出すことで、考えが整理されて、頭がスッキリしていきます。 本の副題にもある「頭がよくなる世界一シンプルなトレーニング」のヒミツを、誰にでもわかるように解説します!

この本ってどんな本?

本の名前ゼロ秒思考 頭がよくなる世界一シンプルなトレーニング
書いた人赤羽雄二(あかば ゆうじ)
出版社ダイヤモンド社(2013年)
どんな話?A4の紙に1分でメモを書くトレーニングを毎日続けて、考えを言葉にする力をきたえ、すぐに考えて決められる「ゼロ秒思考」に近づく方法を紹介する本
こんな人に頭の中がモヤモヤして考えがまとまらない人/決めるのに時間がかかってしまう人

発売から10年以上たっても売れ続けているロングセラーです。著者の赤羽さんは、東京大学を卒業後、建設機械メーカーでの設計の仕事を経て、マッキンゼーで14年間活躍した人です。

1. 「悩んでいる人」と「頭がいい人」の決定的な違い

 みなさんは、テストや大切な決断(けつだん)をするときに「じっくり時間をかけて考えれば、良い答えが出る」と思っていませんか? 実は、それは大きな間違いかもしれません。

悩むのは「足踏(あしぶ)み」、考えるのは「前進」

 ずっと同じことで「どうしよう」と困っているのは、実は「考えている」のではなく、同じ場所をぐるぐる回っているだけの「足踏み」状態です。 一方で、頭がいい人や仕事ができる人は「即断即決(そくだんそっけつ)」、つまりその場ですぐに決めることができます。

 なぜそんなに早く決められるのでしょうか? それは、普段(ふだん)から自分の気持ちや情報を整理して、「もしこうなったら、こうする」という準備ができているからです。


2. 1分で心が変わる!魔法のメモの書き方

「メモなんて、忘れ物をしないために書くものでしょ?」と思うかもしれませんが、この方法は全く違います。 頭の中に浮かんだことを、そのまま紙に「吐(は)き出す」トレーニングなのです。

メモの「鉄則(てっそく)」ルール

 このトレーニングには、絶対に守ってほしいルールがいくつかあります。 自己流(じこりゅう)でアレンジせず、まずはこの通りにやってみてください。

  1. A4の紙を「横」にして使う
  2. 左上にタイトル(件名)を書く
  3. 右上に日付を書く(例:2024-05-20)
  4. 本文を4〜6行、箇条書き(かじょうがき)にする
  5. 1行は20〜30文字程度にする
  6. 1ページを「1分以内」で書く!

 これを1日に10枚(10ページ)書くだけです。1枚1分なので、1日たった10分間の習慣(しゅうかん)です。

頭のモヤモヤを紙に吐き出そう、というイラスト。男の子の頭から、もやもや、いらいら、しんぱいごと、やらなきゃの黒い雲やトゲトゲが紙の上に出ていき、ゴミ箱に捨てられている

3. なぜ「ノート」や「スマホ」じゃダメなの?

「ノートに書けばいいじゃん」「スマホのメモアプリでいいでしょ?」と思うかもしれません。 でも、この方法は必ず「A4の白い紙」でなければなりません。

紙の大きさが「自由」を決める

 本の中でも、「ノートや日記、ワード(パソコン)ではだめな理由」がきちんと説明されています。 A4の紙は、ちょうどいい大きさで、1枚に1つのテーマをさっと書けます。 しかも、使い終わったコピー用紙の「裏紙(うらがみ)」で十分なので、気軽にどんどん書けるのです。

 また、ノートだと後から並べ替えることができません。 このメモ術では、書いたメモを後で「ジャンル別」のクリアファイルに分けて整理することがとても大切なのです。


4. 誰にも見せないから「本音」を書いていい

 このメモ術のすごいところは、誰にも見せないという点です。 先生やお父さん、お母さんに見せるための作文ではありません。 だから、どんなに汚(きたな)い言葉を使っても、誰かの悪口を書いてもいいのです。

心の毒(どく)を外に出そう

「あの人が嫌い」「あいつのあの言い方が腹(はら)が立つ」 そんな気持ちを心の中に閉じ込めておくと、心はどんどん重くなってしまいます。 紙にハッキリと相手の名前や嫌なところを書きなぐると、不思議なことに、心の中の毒が外に出ていき、気持ちが落ち着いてきます。

「本当は自分がどうしたいのか」を素直(すなお)に書くことで、自分を客観的(きゃっかんてき)に見つめることができるようになります。


5. メモを続けると、何が変わるの?

 本の中では、メモを書くことで、次のような変化が起きると紹介されています。

  1. 頭が整理される
  2. 自信が出て、前向き(ポジティブ)になる
  3. 腹が立たなくなる
  4. ぐんぐん成長できる

 著者の赤羽さんによると、メモ書きを3週間から1ヵ月続けると、頭にどんどん言葉が浮かぶようになるそうです。 1ヵ月前にはモヤモヤしていたことも、はっきりした言葉になって、アイデアが次々と出てくるようになると書かれています。

書いた枚数だけ自信がつくよ、というイラスト。A4のメモの束が階段のように高く積み上がり、男の子がいちばん上で遠くの景色を見渡している

6. このメソッドのメリットと、少し大変なところ

 どんなに素晴らしい方法でも、良い面と大変な面があります。事前に知っておきましょう。

   項 目     メリット(良いところ)デメリット(大変なところ)
効果(こうか)考えが整理されて、悩んでぐるぐるする時間が減っていきます。自信もついてきます。慣(な)れるまでは、1分間でたくさん書くのが少し疲れます。
費用(ひよう)A4のコピー用紙とペン、ファイルだけなので、とても安いです。メモを保管(ほかん)しておく場所が必要です。
習慣(しゅうかん)1日たった10分で、どこでもできます。毎日10枚書き続ける「根気(こんき)」がいります。

7. 実際に読んでみた私の体験談

読んだきっかけ:「ゼロ秒」で判断するって、どういうこと?

マッキンゼーで活躍した著者が教える「ゼロ秒思考」。考える時間がゼロ秒で判断する、ということなのかな?と気になって、この本を読んでみました。

実際にゼロ秒ということはないでしょうが、判断する時間を限りなく短くできるなら、いいなと思いました。

いちばん納得したこと:「悩むのは足踏み、考えるのは前進」

いちばん心に残ったのは、悩むのは足踏み、考えるのは前進、という考え方です。

話を急にふられたときに、考えが回らなくて答えられないことがあります。そんなときは特に、ふだんからいろいろなことについて「こういう場合はこうする」と考えておくことが大事だと思います。

難しいと感じたこと:1ヵ月続けるのは大変そう

A4の紙に1分でメモを書くこと自体は、できそうだと感じます。でも、それを1ヵ月ほど長く続けるのは難しいと思いました。

正直なところ:まだ実行できていません

少し大変そうなので、正直に言うと、まだ実際に行動に移せてはいません。

もし、このメモ書きを続けられている人がいたら、ぜひコメントで教えてください。次にこの記事を読む人の励みになると思うので、とてもうれしいです。

この本をおすすめしたい人

ふだんから「自分は優柔不断だな」と感じている人には、特に読んでほしい一冊です。物事を決められるということは、前に進めるということ。この力は、ぜひ身につけてほしいと思います。

大人になると、ひとつのことにもいろいろなことが関わってきて、判断をためらうことがあります。子どものころのように「こうだ!」と半ば勢いで決められると、気持ちがいいですよね。

【耳で聴きたい人へ】『ゼロ秒思考』は、オーディオブックの「audiobook.jp」でも配信されています(再生時間 約4時間30分)。通勤や家事の時間に耳で聴いて、少しずつ読み進めるのもおすすめです。

8. まとめ:今日から1枚、書いてみよう!

 世界一シンプルな「頭を良くする方法」はいかがでしたか?

  1. A4の紙を用意する。
  2. タイトル、日付を書いて、思いを箇条書きにする。
  3. 1分で書き終える。これを1日10回!
  4. クリアファイルに分けて保管する。

 これを続けると、あなたはもう「どうしよう」と泣き止まない自分ではなくなります。 目の前の問題(もんだい)に対して、「じゃあ、こうしてみよう!」とすぐに動ける、カッコいい大人に近づけるのです。

 まずは1枚。今、あなたの頭にある「今日のご飯は何かな?」でも「あのテレビ面白かったな」でも構いません。 今すぐ紙を横にして、ペンを握(にぎ)ってみてください。 その1分が、あなたの人生を大きく変える第一歩になりますよ!


 最後まで読んでいただき、本当にありがとうございます! この記事をきっかけに、みなさんの頭の中がスッキリ晴れわたり、毎日がもっと楽しくなることを心から願(ねが)っています。 まずはA4の紙を1枚、手に入れてみてくださいね!

Q
特別な才能や、難しいビジネスの知識がなくても実践できますか?
A

はい、誰でもすぐに始められます。 必要なのは「A4の紙とペン」だけです。高度な論理的思考などは必要なく、頭に浮かんだことを書きなぐるだけのシンプルなトレーニングなので、小学生から大人まで誰でも実践可能です。

Q
ノートやスマホのメモアプリで代用してもいいですか?
A

いいえ、著者は「A4用紙の裏紙」に書くことをすすめています。 本の中では、ノートや日記、パソコンではだめな理由も説明されています。 1枚に1つのテーマを書けて、あとでクリアフォルダに分けて整理できる「A4の紙」がいちばんの近道です。

Q
効果が出るまで、どれくらいの期間が必要ですか?
A

個人差はありますが、著者は3週間から1ヵ月続けると、頭にどんどん言葉が浮かぶようになると書いています。 「1日10ページ」がおすすめですが、まずは「モヤモヤしたら書く」という習慣から始めてみてください。

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