新しいクラスになった時や、初めての習い事に行った時。
「あの子と、また一緒におしゃべりしたいな」「また一緒に遊びたいな」と周りから大人気になる人がいます。一方で、「あの子は、もういいかな……」と、いつの間にかポツンと一人になってしまう人もいます。
この「また会いたいと思われる人」と「二度目はないなと思われる人」の違いは、一体どこにあるのでしょうか?
「顔がかっこいいから?」「生まれつきの性格が明るいから?」
いいえ、違います。実は、特別な才能はまったく関係ありません。ちょっとした「相手を思いやる行動のルール」を知っているかどうか、ただそれだけの違いなのです。
この記事では、ある有名な本に書かれている「人間関係の魔法のルール」を、やさしく謎解きしていきます。
これを読めば、明日からのお友達づきあいなど、さまざまな人付き合いがびっくりするくらいスムーズに、楽しくなりますよ!
Be Someone People Want to See Again!
(また会いたいと思われる人になろう!)
1. 勘違い注意!「また今度」は永遠にやってこない
まずは、「出会い」について、多くの人が勘違いしてしまっている一番大切なルールからお話しします。
すれ違っただけの「村人A」になっていない?
私たちは、新しく誰かと出会った時、心の中で無意識に「この人とは、また次も会えるだろう」と思ってしまいます。だから、別れ際に「また何かあったら遊びましょう」「また今度お話ししましょう」と、なんとなく挨拶をしてしまいがちです。
でも、よく考えてみてください。その「何かあったら」や「また今度」は、本当にやってくるでしょうか?
実は、ほとんどの出会いは「1回きり」で終わってしまいます。
テレビゲーム(ロールプレイングゲーム)で例えてみましょう。街を歩いていて、すれ違っただけの「村人A」のことなんて、次の街に行ったらすぐに忘れてしまいますよね。自分から何もしなければ、あなたも相手にとって、ただの村人Aで終わってしまうのです。
1回目の出会いに「全力を出す」人が勝つ!
「また会いたい」と思われる人は、「今日が最初で最後かもしれない」という気持ち(一期一会)で、目の前の相手に向き合っています。
だから、「また何かあったら」なんて曖昧(あいまい)なことは言いません。
「次は、〇〇を一緒にやってみませんか?」「今度の日曜日、〇〇へ行きましょう!」と、自分から具体的に提案をします。
「1回目」に本気を出さない人に、「2回目」のチャンスは絶対にやってきません。今日目の前にいる人を全力で大切にすることが、すべてのスタートラインなのです。
2. 相手の心をひらく「3つのコミュニケーション術」
では、具体的にどうすれば「また会いたい!」と思ってもらえるのでしょうか。誰でもすぐに真似できる3つのコツを紹介します。
コツ1:質問には「具体的に」答えよう
お友達から「出身はどこなの?」と聞かれた時、「日本だよ」「関東地方だよ」とだけ答えていませんか?
たしかに嘘ではありませんが、これでは会話がすぐに終わってしまいます。
相手は、あなたのことをもっと知りたくて質問してくれています。だから、「具体的に」答えるのが正解です。
「〇〇県だよ。小さな町なんだけど、夏にあるお祭りがすごく楽しくてね!」
「映画を見るのが好きなんだ。特に、魔法使いが出てくるアクション映画にはまっていてね!」
こんなふうに、あなたの好きなものや、思い出(エピソード)を少しだけプラスして答えてみましょう。
自分のことを詳しく話す(自己開示する)と、相手は「私に心を開いてくれているんだな」と嬉しくなり、そこから一気に会話が盛り上がりますよ。
【魔法の答え方】
×「趣味はゲームです」(心に壁がある)
〇「〇〇というゲームが好きで、毎日お友達と通信して遊んでいます!」(心が開いている)
コツ2:待っていないで「自分から」話しかける
たくさんの人が集まるパーティーや懇親会で、壁の隅っこに座ってずっとスマートフォンをいじっている人を見たことはありませんか?
「誰か私に話しかけてくれないかな……」と待っている状態です。
でも、下を向いてスマホを見ている人に、「楽しそう! 話しかけてみよう!」と思う人は誰もいませんよね。
「また会いたい」と思われる人は、いつも「自分から」話しかけます。
ある有名な会社の社長さんの、こんなすごいエピソードがあります。
その社長さんは、新幹線の駅のホームで、知り合いの先生にばったり会いました。少しだけ立ち話をして、お互い別々の新幹線に乗り込みました。
そして、先生が目的地に着いて新幹線を降りようとした時、なんとそこには、さっきの社長さんが立っていたのです!
社長さんは、先生に「今日は少しでもお会いできて嬉しかったです。ありがとうございました」と、たった一言お礼を言うためだけに、わざわざ自分の新幹線を降りて走ってきたのです。
「誰も話しかけてくれない」といじけるのではなく、自分から一歩踏み出して声をかける。そのほんの少しの勇気が、強い絆(きずな)を作ります。
コツ3:大切な人といる時は「スマホの電源」を切る
あなたが一生懸命、今日あった悲しかった出来事をお友達に話しているとします。
その時、お友達のスマホが「ピコン!」と鳴って、お友達がチラチラと画面を見始めました。どんな気持ちになりますか?
「あ、私の話より、スマホの連絡の方が大事なんだな」と悲しくなってしまいますよね。
本当に仕事ができる人や、人から好かれる人は、大切な人と会う前には、必ずスマホの電源を切るか、絶対に音が鳴らないように設定します。
「少しくらい鳴ってもいいじゃないか」と思うかもしれませんが、音自体が問題なのではありません。
「今、あなたと一緒にいるこの時間を、私は何よりも大切に思っていますよ」という真剣な気持ちを、行動で示すことが大事なのです。
3. プロがやっている「相手を思いやる」秘密のワザ
さらに上のレベルを目指すための、大人もびっくりするような「プロの気配り」を3つ紹介します。
敵(ライバル)のことも褒められる人は信用される
もしあなたが、電気屋さんでテレビを買おうとしているとします。
店員さんA:「うちの会社のテレビが世界一です! 他の会社のテレビなんて全然ダメですよ!」
店員さんB:「うちのテレビは画面がとても綺麗です。でも、もし音の良さを気にするなら、あちらのライバル会社のテレビもすごくおすすめですよ」
あなたは、どちらの店員さんから買いたいですか?
きっと、店員さんBですよね。店員さんAは、自分の商品を売りたいだけで、あなたのことを本当に考えてくれているようには見えません。
ライバル(敵)のことも認めて、正直に良いところを教えてくれる人の方が、「この人は嘘をつかない、信頼できる人だ!」と安心できますよね。
何かを選ぶ時、人は「何を買うか」よりも「誰から買うか(誰と一緒に行くか)」を大切にします。最高に美味しいご飯も、嫌いな人と食べたらマズく感じてしまうのと同じです。
遅刻してきた相手には「ありがとう」!?
待ち合わせをしていて、お友達が「ごめん! 寝坊しちゃった!」と急いで走ってきました。
普通なら「いいよ、大丈夫だよ」と許してあげますよね。でも、これも少しもったいない返し方なのです。
「大丈夫だよ」と言われると、相手は「許してもらったから、自分は借りがある(申し訳ない)」という気持ちがずっと心に残ってしまい、次に会う時に少し気まずくなってしまいます。
プロはここで、「忙しいのに、急いで走って来てくれてありがとう!」と伝えます。
「ありがとう」と言われると、遅れてしまった申し訳なさがフワッと消えて、「この人は私のことを分かってくれる、なんて心の広い人なんだろう!」と感動に変わるのです。
見えないところで「準備」をするのが本当のおもてなし
お寿司屋さんに行って、職人さんが握ってくれたお寿司を食べると、たった1秒で口の中からなくなってしまいますよね。
でも、その美味しい1秒のために、職人さんは朝早くから市場に行って魚を選び、何年も何年も厳しい修行を積み重ねています。
しかし、職人さんは「俺は10年も修行したんだぞ!」なんて自慢は絶対にしません。
見えないところで一生懸命準備をして、それを相手に気づかせないこと。これが本当の「おもてなし(サプライズ)」なのです。
「あの人のためなら、ここまでやってあげよう」と、相手の想像を大きく超える準備をすることが、感動を生み出します。
【ちょっと一息:面倒くさいを楽しもう】
気配りや準備は、正直言って「面倒くさい」ものです。
でも、ある有名なアニメの監督さんも「世の中の大事なことって、大抵面倒くさいんだよ」と言っています。
その「面倒くさい」を笑顔でやれる人だけが、みんなから愛されるのです!
4. この考え方を取り入れるメリット・デメリット
今回学んだ「また会いたいと思われるためのルール」について、良い点と注意点を整理してみましょう。
| メリット(良いところ) | デメリット(注意点) | |
|---|---|---|
| 人間関係 | 「あなたと一緒にいたい!」と周りに人が集まり、毎日が楽しくなります。 | 誰からも好かれようとして無理をすると、自分自身が疲れてしまうことがあります。 |
| 自分の心 | 相手を思いやることで、自分自身も優しい温かい気持ちになれます。 | 自分から話しかけたり、見えない準備をしたりするのには、最初は少し勇気と体力が必要です。 |
| 将来 | 「あの人にお願いしたい」と指名されるようになり、将来のお仕事が大成功します。 | 100人全員に好かれることは不可能です。「全員に好かれなくてもいい」という割り切りも大切です。 |
5. まとめ:あなたはこれから「指名される人」になる!
いかがでしたか?「また会いたいと思われる人」になるための大切なポイントをおさらいしましょう。
- 「また今度」はない: 一度きりの出会いを大切にし、自分から具体的に誘う。
- 質問には具体的に: 自分の好きなことやエピソードを交えて、心を開いて答える。
- 自分から動く: 待っているだけではなく、自分から話しかけに行く勇気を持つ。
- スマホを消す: 一緒にいる時間を一番大切にしていることを行動で示す。
- 相手を思いやる: ライバルを褒めたり、遅刻に感謝したりして、相手の心を軽くする。
大人になって仕事をするようになると、美容師さんでも、お店の店員さんでも、お医者さんでも、最後は「あなただからお願いしたい」という「指名制(しめいせい)」の世界になります。
「〇〇会社の人だから」ではなく、「あなたという人間が好きだから」と言ってもらえるかどうかで、人生の豊かさは大きく変わります。
難しい計算や、特別な才能は何もいりません。
今日、お友達や家族と話す時から、まずは「自分から笑顔で話しかけてみる」「スマホを見ずに目を見て話す」といった、小さなことから始めてみてください。
その積み重ねが、必ずあなたの未来をキラキラと輝かせてくれますよ!
最後まで読んでいただき、本当にありがとうございました。
この記事が、あなたが周りの人と素敵な関係を築き、毎日をもっとワクワクして過ごすためのヒントになればとっても嬉しいです。
あなたの優しい心が、たくさんの人に伝わりますように!
- Q人見知りで口下手なのですが、そんな私でも実践できますか?
- A
はい、会話のテクニック本ではないので大丈夫です。 「上手な話し方」ではなく、「相手をどう思いやるか(マインド)」や「スマホをしまっておく」といった誰でもできる具体的な行動が中心なので、口下手な方でも無理なく実践できます。
- Qビジネス書コーナーに置いてありますが、主婦や学生が読んでも役に立ちますか?
- A
はい、あらゆる人間関係のバイブルになります。 仕事の場面だけでなく、ママ友付き合いや学校での友達関係、親戚との集まりなど、人と関わるすべてのシーンで「好かれる人」になるためのヒントが満載です。
- QKindle UnlimitedやAudible(聴く読書)の対象ですか?
- A
はい、Audible版も対象になっています。 著者の熱量のある語り口は音声で聞くとより心に響きやすく、通勤・通学中に「ながら聴き」することで、モチベーションを上げるのに最適です。

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