「毎日なんだかイライラする」「もっと幸せになりたい」と感じている方に向けて、小学生でも分かるように、この本のエッセンスを優しく、かつ実践的に解説します。
「あーあ、何かいいことないかなぁ」 学校の帰り道や、仕事が終わった後、ふと空を見上げてそうつぶやいたことはありませんか?
私たちはつい、「誰かが褒めてくれたら嬉しい」「宝くじが当たったら幸せ」と、外からラッキーがやってくるのを待ってしまいがちです。 でも、この本は、幸せは待つものではなく、自分で作るものだと教えてくれます。
著者の田中克成(たなか かつなり)さんが、「誰でも・今すぐ・簡単に」できる方法として紹介しているのが、「自分をよろこばせる習慣」です。本では、77個の習慣が紹介されています。
特別な才能も、大金も必要ありません。 今日からできる「自分の機嫌を自分でとる魔法」を、一緒に学んでいきましょう!
この本ってどんな本?
| 本の名前 | 自分をよろこばせる習慣 今日からうまくいくシンプルな77のこと |
|---|---|
| 書いた人 | 田中克成(たなか かつなり) |
| 出版社 | すばる舎(2023年) |
| どんな話? | 人からもらう「喜ぶ」ではなく、自分で生み出す「悦ぶ」を大切にして、毎日を上機嫌に過ごすための77の習慣を紹介する本 |
| こんな人に | 毎日なんとなくイライラしている人/人の評価に気分が左右されやすい人 |
本は9つの章に分かれています。「自分を好きになるためのシンプルなコツ」「超・自己中心主義で進もう」「『応援される人』になるために」など、自分をよろこばせることから、まわりの人との関係まで、順番に紹介されています。
1. 「幸せ」には2つの種類がある?
この本のいちばん大切なポイントは、漢字の使い分けにあります。 日本語には「よろこぶ」という言葉がありますが、実は2つの意味があるんです。
「喜ぶ」と「悦ぶ(よろこぶ)」の違い
- 「喜ぶ」(他人からもらう喜び):
- 誕生日にプレゼントをもらった。
- テストで褒められた。
- 特徴: 人や運に左右されるので、自分でコントロールできません。相手の気分次第でなくなってしまうかもしれません。
- 「悦ぶ」(自分で作る喜び):
- お気に入りの靴を履いてワクワクする。
- 髪型がバッチリ決まって嬉しい。
- 一人で好きなアニメを見てニヤニヤする。
- 特徴: 自分で勝手に楽しめるので、いつでもどこでも幸せになれます。
テレビゲームのコントローラーは誰が持ってる?
これをゲームに例えてみましょう。 「喜ぶ(他人任せ)」は、ゲームのコントローラーを弟や友達に渡してしまって、「ねえ、勝たせてよ~」と横で見ているようなものです。これじゃあ、思うようにいかなくてイライラしますよね。
「悦ぶ(自分任せ)」は、コントローラーを自分で握ってプレイすることです。 自分の好きなように動けるから、失敗しても楽しいし、納得できます。 この本では、「コントローラーを自分の手に取り戻して、自分で自分をワクワクさせよう!」と教えてくれているのです。

2. 今日からできる!自分を「悦ばせる」習慣
では、具体的に何をすればいいのでしょうか? 本の77の習慣の中から、小学生のみなさんや忙しい大人でもすぐにできる「とっておきの習慣」をピックアップしました。
① 「歯」と「筋肉」を愛する
「自分の顔があまり好きじゃない…」という人もいるかもしれません。 でも、全部を好きにならなくてもいいんです。「ここだけは自信がある!」というパーツを一つ作りましょう。
特におすすめなのが、「歯」と「筋肉」です。 なぜなら、この2つは、努力すると結果が出やすいからです。
- 歯: 毎日丁寧に磨いたり、歯医者さんで綺麗にしてもらったりすれば、どんどん綺麗になっていきます。
- 筋肉: 筋トレを続ければ、体が引きしまっていきます。
鏡を見た時に「おっ、今日の俺の筋肉、イケてるな!」「私の歯、今日もツルツルで可愛い!」と思えたら、それだけで1日がハッピーになります。これが「悦に入る」ということです。
② 自宅を「パワースポット」にする
みなさんは、1日の中でどこに一番長くいますか? 多くの人は「家(特にお布団の上)」ですよね。 だからこそ、自分の部屋を「世界で一番落ち着く場所(パワースポット)」に改造しちゃいましょう。
- 寝室: 肌触りのいい枕や、大好きなぬいぐるみを置く。
- トイレ: いつもピカピカにしておく。
- 香り: 好きな匂いのアロマを焚く。
家に帰った瞬間に「はぁ~、幸せ!」と思える空間を作ることが、エネルギーチャージになります。
③ 朝と夜の「ごきげんルーティン」
1日の「始まり」と「終わり」が良ければ、その日は全部オッケーです。
- 朝の習慣: 目覚まし時計で無理やり起きるのではなく、カーテンを開けて「太陽の光」を浴びましょう。太陽の光を浴びると、気分を安定させる「幸せホルモン(セロトニン)」が出やすくなると言われています。 そして、深呼吸して新鮮な空気を吸い込みます。
- 夜の習慣: 寝る前にスマホで怖いニュースや激しいゲームを見るのはNG。 お気に入りの音楽を聴いたり、ゆっくりお風呂に入ったりして、リラックスして眠りましょう。

3. 運を味方にする「魔法の考え方」
習慣だけでなく、「考え方」を変えるだけでもっと楽しくなります。
「ゴミ拾い」は「ラッキー拾い」
メジャーリーガーの大谷翔平選手もやっている「ゴミ拾い」。 この本では、ゴミを拾うことを「運を拾う」と考えます。
「あ、ゴミが落ちてる。嫌だな」と思うのではなく、「おっ! これを拾えば僕の運気がアップするぞ! ラッキー!」と思って拾うのです。 そうすると、街が綺麗になるし、自分の気分も良くなるし、本当に良いことが起こりそうな気がしてきませんか? 「私は運がいい!」と思えると、毎日が少し楽しくなります。
迷ったら「怖いほう」へGO!
「やってみたいけど、失敗したらどうしよう…」 そう迷った時、著者はこう言います。 「ビビったら、GO(ゴー)!」。
今までと同じことを選んでいたら、今までと同じ毎日しか来ません。 「ちょっと怖いな」「ドキドキするな」と思うことは、新しい世界への扉です。
- 入ったことのないお店に入ってみる。
- いつもと違う道で帰ってみる。
- 気になっていた習い事を始めてみる。
小さな「冒険」をすることで、心の中に「やったー!できた!」という大きな喜びが生まれます。
苦手な小麦粉を減らしてみる?
これは体質によりますが、パンやパスタに含まれる「グルテン(小麦)」を減らすと、体の調子が良くなったと感じる人もいるようです。 「なんか最近だるいな」と思う人は、朝ごはんをご飯(お米)にしてみるなど、無理のない範囲で試してみるのも一つの方法です。 ※体の調子が気になるときは、自分だけで食事を大きく変えず、お医者さんに相談してください。
4. 人間関係がうまくいく「コップの水」の法則
「友達に優しくしなきゃ」「親孝行しなきゃ」 そう思って頑張りすぎて、疲れてしまうことはありませんか? この本では、「まずは自分を満たすこと」が最優先だと教えています。
自動販売機のジュース理論
想像してみてください。 喉がカラカラで倒れそうな時に、自動販売機でジュースを買いました。 その時、もし「当たり」が出て、もう1本ジュースが出てきたらどうしますか? 「あ、これ友達にあげようかな」って、自然と思えますよね。
でも、もし自分のジュースがないのに(喉がカラカラなのに)、友達にジュースを買ってあげなきゃいけないとしたら? 「なんで私ばっかり我慢しなきゃいけないの!」って、心の中で思っちゃいますよね。
自分の心のコップが満タンになって、溢(あふ)れ出した分だけ、人に優しくすればいいんです。 自分が幸せでニコニコしていれば、周りの人も自然と楽しくなります。 本では、この考え方を「超・自己中心主義」と呼んでいます。よく「シャンパンタワー」にもたとえられる考え方です。一番上のグラス(自分)を満たせば、下のグラス(周りの人)にも自然と幸せが流れていくのです。

5. この本のメリット・デメリット
『自分をよろこばせる習慣』を実践すると、どんな良いことがあるのでしょうか。
| メリット(良いところ) | デメリット(注意点) | |
|---|---|---|
| 内 容 | ● 誰にも頼らず幸せになれる:他人からの評価を気にしなくて済むので、心が安定しやすくなります。 ● お金がかからない:ゴミ拾いや挨拶、掃除など、0円でできることが多いです。 ● 自信がつく:自分の好きなパーツや空間が増えるので、自分を好きになりやすくなります。 | ● 「自己中」と勘違いされる?:「自分優先」を履き違えて、わがままにならないように注意が必要です。 ● 効果は人それぞれ:小麦を抜くなどの健康法は、体質によって合う合わないがあります。 |
6. 実際に読んでみた私の体験談
読んだきっかけ:自分で自分をよろこばせる方法を知りたかった
自分の自己肯定感を高めるために、自分をよろこばせる方法を知りたいと思いました。
また、自分で自分をよろこばせることができたら、モチベーションを保つのにも役に立つかなと思いました。
いちばん共感したこと:「よろこぶ」には2通りある
「よろこぶ」には2通りの考え方があります。1つは、他人によろこばせてもらうこと。もう1つは、自分でよろこびを作ることです。
そして、「自分は運が良い」と思うこと。ここに共感しました。
読んだあとにやったこと:「自分は運が良い」と思う
根拠がなくても、「自分は運が良い」と思うようにしました。
やってみて変わったこと:プラス思考で受け止められることが増えた
すると、何か嫌なことがあっても、プラス思考で受け止められることが増えました。
まだ、すべてをプラス思考で受け止められるわけではありません。それでも、少しずつ増えている感覚があります。考え方が楽になってきました。
この本をおすすめしたい人
毎日の生活で「良いことがないな」「何か良いことが起きないかな」と思っている人は、この本を読めば、自分で「良いこと」を作り出せるようになれるのではないでしょうか。
自己肯定感を高める考え方は、『鋼の自己肯定感』と『全米トップ校が教える自己肯定感の育て方』の要約記事でも紹介しています。
【耳で聴きたい人へ】『自分をよろこばせる習慣』は、オーディオブックの「audiobook.jp」でも配信されています(再生時間 約4時間16分)。短い習慣がたくさん紹介されているので、すきま時間に少しずつ聴きやすいです。
7. まとめ:今日からあなたは「ご機嫌マスター」!
『自分をよろこばせる習慣』の教えは、とてもシンプルです。
- 他人任せの「喜ぶ」ではなく、自分で作る「悦ぶ(よろこぶ)」を大切にする。
- 家をパワースポットにして、朝晩の気分を上げる。
- まずは自分を幸せで満タンにしてから、人に優しくする。
「あーあ」とため息をつきそうな時こそ、思い出してください。 「おっと、機嫌が悪くなりそうだな。よし、お気に入りのチョコを食べよう!」 「今日は空が綺麗だから、写真を撮って楽しもう!」
そうやって、自分で自分のスイッチを「オン」に切り替えられる人が、本当の意味で強くて、幸せな人なのだと思います。さあ、今日はどんな方法で、自分を「よしよし」してあげますか? 最高の笑顔で、明日を迎えてくださいね!
- Qこの本は、読書が苦手な人でも読めますか?
- A
はい、読みやすいと思います。むずかしい理論ではなく、77個の小さな習慣が紹介されている本なので、気になるところから気軽に読めます。
- Qお金をかけずに実践できる内容はありますか?
- A
はい、お金をかけずに始められる習慣が多いです。考え方を少し変えるだけで、今日から試せるものがたくさん紹介されています。
- Q耳で聴くこと(オーディオブック)はできますか?
- A
はい、オーディオブックの「audiobook.jp」などで配信されています(再生時間 約4時間16分)。短い習慣がたくさん紹介されている本なので、すきま時間に少しずつ聴きやすいです。


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