【要約】『やらなきゃ確率ゼロ%』大野晃|三日坊主を卒業する目標達成のレッスン

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やる気はいらない、勝手に行動できる脳の仕組み、というタイトル画像。ロケットを背負った男の子が、悩みの石を気にせずハードルを笑顔でとびこえている 人間関係・心理学

「今年こそは英語を話せるようになる!」 「ダイエットして、かっこいい自分になる!」

 新しい年や新学期、私たちはワクワクしながら目標を立てますよね。 でも、ふと気づくと3日坊主で終わっていたり、「また今度やろう」と先延ばしにしてしまったり……。 そして年末に、「結局、今年も何も変わらなかったな」と落ち込んでしまう。そんな経験、ありませんか?

「私には根性がないからだ」なんて、自分を責める必要はありません。 実は、目標が叶わないのは、あなたの意志が弱いからではなく、脳の仕組みをうまく使えていなかっただけかもしれません。

 今回ご紹介する本『やらなきゃ確率ゼロ% 人生が変わる「目標達成」のレッスン』(大野晃 著)は、気合いや根性に頼らず、「気づいたら行動していた」という状態を作る方法を教えてくれる一冊です。 著者は、中学時代の偏差値が30台。そこから税理士の資格を取り、今は経営コンサルタントとして活動しています。その著者が実践してきた「人生を変えるシンプルなルール」が書かれています。 読み終わるころには、目標への向き合い方が、少し変わっているかもしれません。

 さあ、無理せず夢を叶える冒険に出かけましょう!

この本ってどんな本?

本の名前やらなきゃ確率ゼロ% 人生が変わる「目標達成」のレッスン
書いた人大野晃(おおの あきら)/経営コンサルタント。税理士の資格を持つ。中学時代の偏差値は30台だった
出版社クロスメディア・パブリッシング(2025年)
どんな話?やる気や根性に頼らず、目標を達成するための考え方と行動のコツを紹介する本。「エンディングビジョン」「ライフセブンミッション」「即初動」の3つが中心
こんな人に目標を立てても三日坊主で終わってしまう人/やりたいことを先延ばしにしてしまう人

本では、目標を達成するために「エンディングビジョン」「ライフセブンミッション」「即初動」の3つが大切だと紹介されています。そのほかにも、自己投資やアウトプット、今あるものを手放す技術などが、章ごとに説明されています。


1. そもそも、なぜ「やる気」は続かないの?

「やる気が出たら、勉強しよう」 そう思って待っていても、やる気の神様はなかなか降りてきませんよね。 実は、脳の仕組みから言うと、その順番は逆なんです。

脳のスイッチ「作業興奮(さぎょうこうふん)」

 私たちの脳には、「作業興奮」という面白い仕組みがあります。 これは、「やり始めると、やる気が出てくる」という性質のことです。

 例えば、面倒くさいなと思いながら部屋の掃除を始めたら、いつの間にか夢中になって、本棚の整理までしてしまったことはありませんか? これが作業興奮です。 「やる気があるから動く」のではなく、「動くからやる気が出る」。 だから、目標を達成するために必要なのは、強い意志ではなく、「とりあえず動くための仕組み」を作ることなんです。


2. 成功のカギは「即初動(そくしょどう)」にあり!

 この本の大切なキーワードの一つが、「即初動(そくしょどう=思いついたら、すぐに最初の一歩を動き出すこと)」です。 なぜ、すぐに動くことがそんなに大切なのでしょうか?

AさんとBさんのダイエット

ここに、ダイエットをしようと決めた2人がいます。

  • Aさん(即初動タイプ):「痩せたい!」と思った瞬間に、直感で近所のジムに体験予約の電話をしました。
  • Bさん(慎重タイプ): 「失敗したくないから」と、どこのジムが安いか、どのプランが得かをネットで調べ続けました。

 3ヶ月後、どうなったでしょう? Aさんはすでにジムに通い続け、体重が減り、筋肉もついて自信満々です。 一方、Bさんはまだ情報を集めて比較していて、運動を始めてすらいません。

 Bさんは「賢く」考えているつもりでしたが、実は「迷っている間にチャンスを逃している」のです。 この3ヶ月の差は、1年後、10年後には、もっと大きな差になっていくかもしれません。

脳の検索エンジン「RAS(ラス)」を起動せよ

 すぐに動くことには、もう一つ大きなメリットがあります。 それは、脳の中にある「RAS(ラス)」というフィルター機能がオンになることです。

 RASは、「自分にとって重要な情報だけを集めるアンテナ」のようなものです。 例えば、「会社を作ろう!」と決めて実際に行動を始めると、脳はそれを「重要事項」と認識します。 すると不思議なことに、今までは見過ごしていた「ビジネスのヒント」や「役立つニュース」が、どんどん目に飛び込んでくるようになるのです。

 逆に、頭で考えているだけでは、脳はそれを「重要」だと判断せず、チャンスをスルーしてしまいます。 「準備ができたからやる」のではなく、「やるから準備が整う」のです。

動くと脳のアンテナが光り出す、というイラスト。「やるぞ!」の旗を持って走り出した男の子の頭の電球が光り、ヒントと書かれた紙飛行機や四つ葉のクローバーが集まってくる

3. 「自分のお葬式」を想像してみよう

「とにかく動け」と言われても、どこに向かって走ればいいか分からないと迷子になってしまいますよね。 そこで必要なのが、人生のゴールを決める「エンディングビジョン」です。

人生最後の日に、何と言われたい?

 少し不思議な想像をしてみましょう。 あなたが人生を終えて、お葬式が行われています。 そこで、大切な家族や友人が、あなたに向けてお別れの言葉(弔辞)を読んでいます。

あなたは、みんなにどんな言葉をかけてほしいですか?

  • 「お金持ちですごい人だったね」
  • 「いつも笑顔で、周りを明るくしてくれたね」
  • 「最後まで夢に向かって走る姿がかっこよかったよ」

 人生の最後には、「もっと冒険しておけばよかった」「自分の気持ちに正直に生きればよかった」と後悔する人が多い、とも言われています。 「最後はこうなりたい」というゴール(エンディングビジョン)が決まれば、今やるべきことがはっきりと見えてきます。 「なんとなく」生きるのではなく、「最高の最後」を迎えるために、今日をどう使うかが変わってくるのです。


4. 失敗を恐れないための「魔法のテクニック」

「行動した方がいいのは分かったけど、失敗したらどうしよう…」 「無駄な努力になったら嫌だな」 そんな不安を消してくれる、とっておきの考え方を紹介します。

1回の行動で3度おいしい「ワンアクション・3ゴール」

 行動するハードルを下げるために、「1つの行動に、3つの目標(ゴール)を持つ」という方法があります。

例えば、「ジムに通う」という行動なら、こう考えます。

  1. 本命のゴール: 痩せてかっこよくなる(モテたい)。
  2. 第2のゴール: 健康になって、長生きする。
  3. 第3のゴール: ジムで新しい友達をつくる。

 こうしておけば、もし「痩せなかった」としても、「健康にはなったし、友達もできたからOK!」と思えますよね。 「失敗」という概念がなくなり、「何かしらの成果は必ず手に入る」と思えるようになれば、怖がらずにどんどん行動できるようになります。

褒め言葉は「ありがとう」で受け取る

 日本人は謙虚(けんきょ)な人が多いので、褒められるとつい「いいえ、私なんて…」と言ってしまいがちです。 でも、これは脳にとって「私には価値がありません」と言い聞かせているのと同じこと。

 自己肯定感(自分を大切に思う気持ち)が低いと、「どうせ無理」と行動にブレーキがかかってしまいます。 誰かに「すごいね!」「かわいいね!」と言われたら、照れくさくても「ありがとうございます!」と笑顔で受け取りましょう。 そうすることで、少しずつ自信を持って行動できるようになっていきます。

ありがとうは自信の栄養になるよ、というイラスト。「ほめ言葉」と書かれた花束を、女の子が笑顔で「ありがとう」と受け取っている

5. 新しい自分になるために「捨てる」勇気

 新しい服を買ったら、クローゼットがいっぱいにならないように、古い服を整理しますよね。 人生も同じです。新しい挑戦をするためには、今持っている何かを手放す(やめる)必要があります。

「もったいないオバケ」に注意!

 ここで邪魔をするのが、「サンクコスト(埋没費用)」という心理です。 これは、「今までこれだけ時間とお金をかけたんだから、やめるのはもったいない!」と思ってしまう心のこと。

  • つまらない映画を、お金を払ったからと最後まで見る。
  • 自分に合わない習い事を、「3年も続けたから」とやめられない。

 でも、過去に使った時間やお金は、もう戻ってきません。 大切なのは「これからの未来にとって、それは必要か?」ということだけ。 「飽きた」と感じるのは、脳が「もうそこから学ぶことはないよ、次に行こう!」と言っている成長のサインです。 「もったいない」という重い荷物を下ろして、新しい未来をつかみに行きましょう。

6. この本のメリット・デメリット

『やらなきゃ確率ゼロ%』の考え方を取り入れると、どんな良いこと、そして注意点があるでしょうか。

   メリット(良いところ)デメリット(注意点)
効 果● 夢が叶うスピードが上がる: 悩む時間が減り、行動量が増えるので、結果が出るのが早くなりやすいです。
● 毎日が楽しくなる: 自分の気持ち(直感)に従って生きるので、ストレスが減り、ワクワクする時間が増えます。
● チャンスに気づきやすくなる: RASの働きで、チャンスや良い情報に気づけるようになります。
● 周りと合わなくなるかも: 「みんなと同じ」ことをしなくなるので、少し浮いてしまうかもしれません。
● 勇気が必要: 今までの習慣を捨てたり、飛び込んだりするには、最初の少しの勇気が必要です。

7. 実際に読んでみた私の体験談

読んだきっかけ:「やらなきゃ確率ゼロ%」はまさにその通り

「やらなきゃ確率ゼロ%」。まさにこの通りだと思ったので、どんな内容なのか興味を持ちました。

いちばん共感したこと:「人生最後の日に、何と言われたい?」

10代、20代のころは、まったく気にしていませんでした。というより、そういう考え方を知りませんでした。

でも、この考え方を知ってから、自分はどうありたいのかが、うっすらと見えてくる気がします。誰でも、人生の最後の日に嫌な思いはしたくないですよね? それなら、そうならないような生き方をすれば、人生で大きな失敗はないのではないでしょうか。

読んだあとにやったこと:「何と言われたいか」を定期的に考える

「人生最後の日に、何と言われたい?」を考えるようになりました。

ただ、時間がたつと、「何と言われたいか」が少し変わってくることに気づきました。なので、定期的に考え続けることが大事だと思いました。

やってみて変わったこと:生活全体に目標ができた

「自分の人生でこうなりたい」と思うと、生活全体に目標ができた気がします。

この本をおすすめしたい人

すべての人におすすめします。いま悩みを抱えている人、心配ごとがある人は、もう少し遠いところも見てみましょう。今ぶつかっている問題を乗り越えると、その先に良いことが待っていますよ。

この本を読んで、止まってしまいそうな歩みを、もう一度力強く進められるようになりましょう。

8. まとめ:小さな一歩が、別人のような未来をつくる

 最後に、驚きの数字を紹介します。 もしあなたが、毎日ほんの少し、昨日より「1%(0.01)」だけ成長したとします。 それを1年間(365日)続けたら、どれくらい成長できると思いますか?

 計算式は「1.01 の 365乗」。 答えは、なんと約37.8倍です。

 今のままだと1年後も「1」のままですが、毎日小さくても積み重ねれば、計算の上では約37倍になります。それくらい、小さな積み重ねには大きな力がある、ということです。

  • 思いついたら、すぐやってみる。
  • 自分の葬式を想像して、後悔しない道を選ぶ。
  • 失敗しても「経験になった」と笑い飛ばす。

 完璧な準備なんていりません。 あなたの人生という物語の主役は、あなた自身です。 「やらなきゃ確率ゼロ%」。でも、やれば確率は生まれます。。でも、やれば確率は必ず生まれます。

 さあ、スマホを置いて、最初の一歩を踏み出してみませんか? あなたの未来は、今の行動だけが変えることができるのですから。

 最後まで読んでいただき、本当にありがとうございました。 この記事が、あなたの背中をそっと押すきっかけになれば嬉しいです!

37倍の未来へ、はじめの一歩、というイラスト。ランドセルの男の子が、雲の上の光にむかって続く石の階段に一歩ふみ出している

Q
活字を読むのが苦手なのですが、最後まで読めますか?
A

はい、読みやすいと思います。中学時代の偏差値が30台だったという著者が、自分の経験をもとに、身近な言葉で書いている本です。本を読みなれていない人でも読み進めやすいです。

Q
今まで何をやっても三日坊主だった自分でも変われますか?
A

はい、三日坊主の人にこそ読んでほしい本です。「意志の力」や「根性」に頼るのではなく、人生のゴールを決めて、すぐに最初の一歩を動き出す「即初動」の考え方で、行動を続けやすくする方法が書かれています。

Q
「気合いで頑張れ」というような精神論の本ですか?
A

いいえ、精神論の本ではありません。「やる気を出して頑張る」のではなく、すぐに動き出すための仕組みや考え方が中心なので、根性論が苦手な人でも試しやすいと思います。

Q
毎日忙しくて、新しいことを始める時間がありません。
A

そんな忙しい人にこそ、読んでほしい一冊です。「長い時間頑張る」必要はなく、まずは小さな最初の一歩を、すぐに動き出すことが大切だと書かれています。新しいことを始めるために、今の何かを手放す考え方も紹介されています。

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